1. 【保存版】本当に行くべき京都の庭園7選

【保存版】本当に行くべき京都の庭園7選

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永井 雄一

京都の観光について内部の京都人だからこそ知っている情報を分かりやすく発信します。地元のエキスパートだからこその皆さんが知らない京都の中身を分かりやすく解説していきます。

京都大学大学院 経営管理 修了

同志社大学 商学研究科博士課程

京都にはその名を知らない人はいない名庭から、穴場スポットともいえるところまで、たくさんの庭園があります。

近頃は、庭園を眺めたり通り抜けたりするだけではなく、ゆっくりと眺めながらお抹茶と季節の和菓子を味わえるところも増えています。

今回は、いま改めて訪れたい、京都の注目の庭園をご紹介します。

京都の庭園の歴史と特徴

京都の庭園は歴史が古く、時代とともにさまざまな様式の庭園が生まれました。

 

京都で庭園が発展した理由は、政治・文化の中心であった、盆地で清流に恵まれ自然的条件が合っていた、ほどよい湿地があった、などの理由が考えられます。

 

京都の庭園の特徴は、草木や庭石を用いて四季折々の景色が造られている、東屋や茶室が配置されているといったことがあげられます。

 

また、京都社寺の庭園様式(伝統的な日本庭園の様式)は、池泉(ちせん)庭園・枯山水(かれさんすい)・露地(ろじ)の大きく3つに分類されています。

おすすめの庭園(王道編)

王道のおすすめ庭園を紹介します。

桂離宮

見どころ

桂離宮は、江戸時代初期に皇族の八条宮の別邸として創設された建築群と庭園から構成される、宮内庁管理の皇室関連施設です。奇跡的にも火災の難に一度も遭うことなく創建当時の姿を残し、ありのままの朝廷文化を伝える貴重な施設といえます。

日本庭園の傑作として世界的に名高い、桂離宮の回遊式庭園は必見です。その広大な庭園には、いくつも施された巧緻な仕掛けがあります。高い生垣によって先の景色を見ることなく、橋を渡るたびに新しい景色が眼前に広がる体験に、言葉を失うほど感嘆することでしょう。

 

アクセス

阪急京都線桂駅から徒歩約20分、市バス「桂離宮前」から徒歩約8分です。車の場合は無料駐車場を利用できます。

 

住所:京都府京都市西京区桂御園

電話:03-5223-8071(宮内庁管理部管理課参観係)

   075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)

参観開始時間:9時、10時、11時、13時半、14時半、15時半

       ※事前申し込みが必要、変更は不可。当日参観は先着順に整理券配布

参観:無料

   ※18歳未満は不可

 

 

修学院離宮

 

見どころ

修学院離宮は江戸時代初期に後水尾天皇によって築かれた離宮で、桂離宮と同じく宮内庁管理の皇室関連施設です。比叡山の麓、東山連峰の山裾に造られた広大なパノラマ庭園は圧巻で、リピーターの参観が多いことも特徴です。雄大な山並みと一体化したような、自然の景観を取り入れた簡素で素朴な魅力があります。まるで田舎の里山に戻ってきたような気持ちにさせてくれる懐の深さがある庭園です。

 

アクセス

市バス「修学院離宮道」下車、徒歩約15分、もしくは叡山電車「修学院」駅から徒歩約20分です。駐車場はなく、周辺にも有料駐車場が少ないため、公共交通機関で行くことをおすすめします。

 

住所:京都府京都市左京区修学院藪添

電話:03-5223-8071(宮内庁管理部管理課参観係)

   075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)

参観開始時間:9時、10時、11時、13時半、15時

       ※事前申し込みが必要、変更は不可。当日参観は先着順に整理券配布

参観:無料

   ※18歳未満は不可

 

おすすめの庭園(一緒に抹茶でも・・・)

庭園を訪れた際に、お抹茶席が設けられているところもあります。

三千院

見どころ

広々とした境内に、聚碧園、有清園、あじさい苑とさまざまな庭園を楽しめます。広大な土地に生え茂る青々としたコケ、深く積もった雪など、季節ごとに雄大な自然の様相をみせてくれます。

観音堂では、庭園が見渡せるベストスポットにお抹茶席が設けられており、奥行きのある庭園を眺めながらお抹茶とお菓子でほっと一息つけます。

 

アクセス

三千院には駐車場がないので、公共交通機関で訪れるか、近隣の駐車場を利用しましょう。京都駅からは、京都バス17番系統で約1時間の「大原バス停」下車、徒歩約10分です。車窓の景色に田畑が広がり、どんどん自然豊かになっていくのを眺めていると、気分も盛り上がってくることでしょう。

 

住所:京都市左京区大原来迎院町540

電話:075-744-2531

拝観時間:3月~12月7日 8時半~17時(閉門17時半)

     12月8日~2月  9時~16時半(閉門17時)

拝観料:一般 700円(団体30名以上600円)

中学生・高校生 400円(団体30名以上300円)、小学生 150円

※お茶券は別料金で500円

妙心寺「桂春院」

見どころ

桂春院は、日本最大の禅寺として知られる妙心寺の塔頭の一つです。観光客もまばらな中で、「真如の庭」「侘びの庭」「清浄の庭」「思惟の庭」のそれぞれ趣きの異なる4種類の庭園を落ち着いて味わえます。間近で木々が生い茂る庭園を眺めながら、のんびりとお抹茶とお菓子をいただいてはいかがでしょうか。

 

アクセス

JR花園駅下車、徒歩約20分、もしくは市バス「妙心寺北門前」「妙心寺前」下車、徒歩約5分です。妙心寺の境内は広大です。法堂を右に曲がって約10分進むと桂春院の門が見えてきます。妙心寺本山駐車場は無料で利用できます。

 

住所:京都府京都市右京区花園寺ノ中町11

電話:075-463-6578

拝観時間:9時~17時

拝観料:400円

    ※お抹茶・お菓子は別途400円

宝泉院

見どころ

宝泉院の見どころはなんといっても、柱と柱の空間を額に見たてて観賞する「額縁庭園」です。季節ごとに異なる顔を見せる大原の里の自然を、まるで生きた絵のように鑑賞できます。また、拝観料にはお抹茶と若狭屋のオリジナル茶菓子が含まれています。時を忘れて畳に座して、声明をバックに聞きながら庭園を心ゆくまで眺めましょう。

 

アクセス

「京都駅前」バス停から京都バス17番系統・18番系統にて約65分、「大原」停留所にて下車し徒歩約11分です。車の場合は、旧大原街道沿いの有料駐車場を利用する必要があります。カーナビは必須です。雪深いエリアのため、冬に訪れる際は公共交通機関を利用するのがおすすめです。

 

住所:京都市左京区大原勝林院町187番地

電話:075-744-2409

拝観時間:9時~17時(受付終了は16時半)

拝観料:大人800円、中・高700円、小600円

    ※お抹茶・茶菓子付き

おすすめの庭園(穴場編)

穴場のおすすめ庭園を紹介します。

蓮華寺

見どころ

境内の仏殿と書院に面する形で作られた池泉式の庭園があります。中心の大きな池に中島があり、石組の護岸が施され、石造品が周囲に据えられています。初夏には青もみじ、秋には鮮やかな紅葉が味わえます。

渡り廊下の先の本堂付近には、茶人の間では有名だという独特な蓮華寺型石灯籠や、造園当初に建立された今枝重直の石碑などの石造物の姿もみられます。

 

アクセス

JR京都駅から市バスで45分程度です。

 

住所:京都市左京区上高野八幡町1

電話:075-781-3494

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:高校生以上400円 中学生以下無料

光明院

見どころ

東福寺の塔頭寺院で、波心庭という枯山水のお庭があります。知る人ぞ知る穴場で、青もみじが美しいお庭です。

力強い石組みやモダンな苔の配置などが特徴で、本堂から正面に、書院から、横から庭園を眺めても、美しさを楽しめる庭園です。
斜面の上には重森三玲の手掛けた「蘿月庵」という茶室もあります。

秋にはその緑の苔と紅葉とカラフルに彩られることから“虹の苔寺”とも呼ばれています。

 

アクセス

JR/京阪電車「東福寺」駅下車、徒歩約10分です。

国宝の“三門”や六波羅門から徒歩2~3分の場所にあります。

 

住所:東山区本町15丁目809

電話:075-561-7317

拝観時間:8:00~18:00、冬季は日没まで

拝観料:志納

    ※入口にある竹筒に自分の志に合う額を入れます。目安は300~500円程。

おすすめの庭園(石庭編)

石庭のおすすめ庭園を紹介します。

龍安寺

見どころ

いわずと知れた世界遺産である龍安寺の石庭。一度は必ず見に行きたい京都を代表する名庭です。何度訪れても毎回違う顔を見せる石庭の不思議な魅力にはまってしまう人も少なくありません。

頭の中をからっぽにしたいとき、新しいイマジネーションがほしいときに訪れるという付き合い方ができるのも、龍安寺の石庭ならではです。

 

龍安寺は京都の枯山水庭園の代表格でもあります。

幅22m、奥行10mほどの白砂の敷地に大小15個の石が配置されており、15の石はいずれの位置から見た場合にも14個しか見えない作りになっています。(※一部の場所からは15個見えるらしいです。)

1975年にイギリスのエリザベス女王も訪れ、絶賛したことで世界的に有名にもなりました。

 

アクセス

市バス50番系統「立命館大学前」下車徒歩7分、京福電鉄「龍安寺」駅下車徒歩7分です。駐車場は、石庭観覧者のみ1時間無料となっているのも嬉しいポイントです。

 

住所:京都市右京区龍安寺御陵下町13 

電話:075-463-2216

拝観時間:3月1日~11月30日 8時~17時

12月1日~2月末日 8時半~16時半

拝観料:大人・高校生 500円、小・中学生 300円

おすすめの庭園(番外編)

これまでに紹介した以外にもおすすめ庭園を紹介します。

無鄰菴

見どころ

無鄰菴(むりんあん)は、明治・大正時代の政治家である山縣有朋の別荘です。1894年~1896年の間に造営され、1951年に国の名勝庭園に指定されました。庭園と母屋・洋館・茶室の3つの建物があり、七代目小川治兵衛により作庭された庭園は自然で開放的な空間として高い評価を受けています。

無鄰菴は庭園とともに、歴史的価値のある洋館を見学できるのがポイントです。日本の東アジア外交の方向性を決める重要な会合「無鄰菴会議」で、1903年に使われた部屋がそのまま残されており、足を踏み入れられます。歴史が動いた場に思いをはせるのも一興でしょう。

また、無鄰菴の母屋では、四季折々の「しつらえ」で先着順にてお抹茶とお菓子がふるまわれる日があります。季節にあわせて趣向をこらした和菓子がいただけるので、見逃せません。他にも、庭師に学ぶ作庭講座など、魅力的なイベントが日替わりで開催されているので、ホームページでチェックしてから訪れるのがおすすめです。

 

アクセス

駐車場がないので、公共交通機関で訪れましょう。京都市バス5系統「神宮道」または5、27番系統で「動物園前」下車徒歩10分、地下鉄東西線「蹴上」駅下車徒歩5分です。

南禅寺のすぐ近くにあるため、琵琶湖疎水の散歩からさらに足を延ばして訪れるのもよいでしょう。

 

住所:京都市左京区南禅寺草川町31番地

電話:075-771-3909

拝観時間:4月~6月 8時半~18時

7月~8月 7時半~18時

9月~10月 8時半~18時

11月 7時半~17時

12月~3月 8時半~17時

※最終入場は、閉場時間の30分前まで

拝観料:410円

※小学生未満、京都市内在住の70歳以上の方は無料

まとめ

京都には、庭園がたくさんあり、そのバリエーションも豊かです。王道の庭園を見に行くのももちろんよいですが、事前によくリサーチをして、独自の魅力をもった庭園を訪れてみるのはいかがでしょうか。きっと知人に知らせたくなるような、京都の新たな魅力を発見できるはずです。

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京都で観光ならこちらもおすすめ

京都には他にもさまざまな観光スポットや名所があります。

京都迎賓館の見学世界遺産は定番で、また石庭を巡るのは初めての方にも大変オススメです。

また祇園祭は、京都の三大祭りとして有名で、また祇園には魅力のある観光地やお店がたくさんあります。

観光地として人気の高い鞍馬・貴船は地元京都の方々からも根強い人気があり、オススメです。