1. 清水寺観光ならココ!京都在住記者が超定番スポットをおすすめ

清水寺観光ならココ!京都在住記者が超定番スポットをおすすめ

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永井 雄一

京都の観光について内部の京都人だからこそ知っている情報を分かりやすく発信します。地元のエキスパートだからこその皆さんが知らない京都の中身を分かりやすく解説していきます。

京都大学大学院 経営管理 修了

同志社大学 商学研究科博士課程

春は桜、秋は紅葉と京都で人気の清水寺。京都観光といえば、清水寺は外せないスポットですよね。ライトアップの時期は、外国からもたくさんの観光客が来られます。

しかし清水寺は「清水の舞台」や「音羽の滝」など魅力ある名所が多く、周辺にはお店も多く並んでいます。清水寺を観光しようと思っても、どこに行けば良いのか決めきれない人も多いはず。

そこで今回は周辺の観光地、食べ歩きにオススメのお店なども含め、清水寺の定番スポットを一挙ご紹介します。

清水寺までのアクセス

清水寺は京都市の東山にあります。交通機関を使っての移動だと、バスと電車で行くことができます。

バス

バスは比較的清水寺の近くで下車できます。京都市バスの100号系統か206号系統に乗り「五条坂」から徒歩約10分、「東山安井」からは徒歩約15分で清水寺へ行けます。

「五条坂」バス停で下車するのが一般的ですが、道幅が狭いので歩く時は車に注意しましょう。「東山安井」で下車すると、石塀小路の町家や三年坂など京都らしい風景も観光しながら歩くことができます。京都の雰囲気をより楽しめますよ。

ただしバスは下車後徒歩すぐで清水寺に行けるため、利用者も多い交通機関です。満員で乗れないこともよくあります。桜や紅葉の時期は渋滞でかえって時間がかかる場合もあるため、注意が必要です。

電車

南北に走る京阪電車だと「清水五条駅」から徒歩約25分、「祇園四条駅」からは30分ほどです。バスよりも距離がありますが「祇園四条駅」から歩くと、八坂神社や花見小路など清水寺周辺の観光スポットも堪能できるので、オススメです

徒歩で清水寺まで時間はかかりますがバスよりも乗車定員が多く、観光する時期や時間帯によっては電車の方が便利な場合もあります。特に観光客の多い春や秋は、電車の利用も検討してみてください。

清水寺までのモデルコース

清水寺周辺にも魅力ある観光地はたくさんあります。ここでは清水寺に行くまでにぜひ寄りたい観光地をご紹介します。

石塀小路(いしべこうじ)

狭い路地に石畳が敷き詰められ、道の両側には町家が建ち並んでいる通りです。石畳の一部は、廃止された京都市電の敷石が使われています。

石塀小路では明治末期から大正初期にかけ、数多くのお茶屋が営業していました。現在は町家を改装した料亭や旅館などが軒を連ねています。京都観光ではぜひ歩いてほしい路地です。

一年坂

一年坂(一念坂)は1990年(平成2年)に整備された通りです。「坂」と名付けられていますが、坂ではなく平坦な道です。短い通りで見落としそうですが、道が平らなので歩きやすくなっています。京都観光に来られたらぜひ歩いてみましょう。

二年坂や三年坂

二年坂(二寧坂)と三年坂(産寧坂)には、階段の両脇に飲食店や土産物屋がずらっと並んでいます。いかにも京都らしい外観のお店が並んでおり、坂の上から見下ろす景色は圧巻です。

1年中賑わっており、特に春と秋は観光客で階段が埋め尽くされるほどです。しかし、やはり清水寺観光では寄るべき場所。食べ歩きできるお店もたくさんあるので、清水寺に観光する際はぜひ立ち寄ってみてください。

高台寺

高台寺は豊臣秀吉の正妻、ねねが開いたお寺です。秀吉の菩提を弔うため1606年に建てられました。何度か火災に遭い、大方丈や仏殿などが焼失しました。開山堂や霊屋(おたまや)、茶室の傘亭と時雨亭、表門、観月台は災難を逃れ、現在も当時の姿で残っています。

小堀遠州(こぼりえんしゅう)が手がけたとされる庭園は、必見の観光スポットです。開山堂を挟むように西に「偃月池(えんげつち)」、東に「臥龍池(がりょうち)」という2つの池があります。国の史跡、名勝に指定されています。

春や秋など、季節によりライトアップされています。「観月台」はねねも月を愛でていたといわれる場所。通ることはできませんが、夜に眺めて思いを馳せるのも良いですね。

 

住所:京都市東山区高台寺下河原町526番地

電話番号:075-561-9966

拝観時間:9:00〜17:30(※17:00受付終了)

ライトアップ:特別期間のみ、日没後点灯〜22:00(※21:30受付終了)

拝観料:600円(※掌美術館を含む) 

高台寺・圓徳院・掌美術館の共通割引拝観券:900円

八坂の塔

清水寺周辺で一際目立つのが、八坂の塔です。正式には「法観寺」と呼び、聖徳太子が創建したと言われています。1440年に足利義教によって再建されたのが今の塔です。

高さ46mの五重塔で、2層目までなら内部拝観もできます。塔の中には大きな柱、「心柱(しんばしら)」があり圧巻です。東山や石畳を見渡すことができ、清水寺の一部もわずかに見えます。ただし不定休なので、拝観したい場合は電話で確認してから訪問しましょう。

 

住所:京都市東山区清水八坂上町388

電話番号:075−551−2417

拝観時間:10:00〜16:00(※不定休)

拝観料:400円

 

清水坂の食べ歩きでオススメのグルメ

清水寺へ行くには二年坂や三年坂など、坂を通って向かうルートがオススメです。食べ歩きしながらの散策は、観光旅行の醍醐味という方も多いはず。飲食店が軒を連ねる清水坂でオススメの、食べ歩きグルメやスイーツをご紹介します。

藤菜美 三年坂本店

みたらし団子は下鴨神社の御手洗詣(みたらしもうで)で売られたのが発祥とされ、京都観光に来たら必ず食べてほしいスイーツです。

藤菜美では「出来たて作りたて」にこだわり、みたらし団子を1本1本丁寧に作っています。出来たて熱々の団子にきな粉を付けて食べます。手作りの様子も間近で見れますよ。食べ歩きでも店内でも食べることができ、抹茶団子やわらび餅もオススメです。

 

住所:京都市東山区清水3-338-39

電話番号:0120-81-2473

営業時間:10:00〜18:00(※清水寺の夜間拝観などの際は延長)

定休日:年中無休(※悪天候などで臨時休業もある)

本家西尾八ツ橋 清水坂店

京都のお土産といえば「八ツ橋」は外せないですよね。本家西尾八ツ橋は創業1689年、日本で1番古い歴史をもつ八ツ橋です。

清水坂店では「八ツ橋クレープ」という珍しいスイーツが販売されています。生地には八ツ橋にも使われている米粉が入っており、さらに生地の中には八ツ橋クランチ、上には八ツ橋が乗っています。店内でいただける、八ツ橋パフェや抹茶パフェもオススメですよ。

 

住所:京都市東山区清水2丁目240-2

電話番号:075-541-8284

営業時間:8:00〜18:00(※清水寺の夜間拝観などの際は8:00〜21:00)

定休日:年中無休

文の助茶屋

明治時代の落語家「二代目 桂文之助」が高台寺にあった甘酒茶屋を継承したのが、お店の始まりです。清水寺周辺を散策する旅人や観光客が休む茶屋として、今も昔も人気があります。

わらびもちが名物で、口の中でとろけるような柔らかさとニッキの入ったきな粉が特徴です。店内で食べることもできますが、天気の良い日は外の席の方が雰囲気も良く、京都らしさを感じられますよ。

 

住所:京都市東山区下河原通東入八坂上町373

電話番号:075-561-1972

営業時間:10:30〜17:30

定休日:不定休(※お正月、祝日、シーズン中は営業)

清水内のモデルコース

清水寺というと「清水の舞台」が特に有名です。しかし意外にも境内は広く、見どころは他にもたくさんあります。ここではぜひ押さえておきたい場所に絞って、見どころをご紹介します。

仁王門

鮮やかな丹塗りで別名「赤門」とも呼ばれている、清水寺の正門です。門の両脇には「金剛力士像(仁王像)」を安置しており、口を開けているのが「阿形(あぎょう)」閉じているのが「吽形(うんぎょう)」です。

応仁の乱(1467〜1477年)で焼失しましたが、16世紀初めに再建、2003年に解体修理されました。清水寺に来たら必ず通る所で、仁王門後ろの西門、三重塔と合わせて写真が撮れる、人気の撮影スポットでもあります。

三重塔

日本最大級の三重塔で、高さは約31mあります。遠くからでも見ることができるため、「東山のシンボル」とも称されています。朱色が美しく、内部には大日如来坐像を祀っています。内部は拝観できませんが、外部では極彩色の文様や鬼瓦を見ることができます。

四隅の鬼瓦のうち東南だけ龍の瓦になっているので、近くで確認してみてくださいね。京都は西北の愛宕神社で火伏の神を祀っていますが反対側の東南は手薄のため、水の神「龍神」を置いて防火の意味を込めたと言われています。

清水の舞台

清水寺の本堂にある清水の舞台は、あまりにも有名ですよね。「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる、クギを全く使わない技法で木材が格子状に組まれています。

桜や紅葉の季節は、清水の舞台から素晴らしい絶景を見渡すことができます。夜間拝観の期間中はライトアップされ、幻想的な景色が広がります。遠くからも見える清水寺から放たれる青い一筋の光は、観音様の慈悲を表しています。

本尊には千手観音菩薩を祀っており、33年に一度のご開帳時のみ拝観できる貴重なものです。ご開帳時以外では、銅板に本尊がレリーフされた「懸仏(御正体)」を拝むことができます。両脇の左右の腕を頭上高く伸ばしているのが特徴で、「清水型」とも呼ばれています。

音羽の滝

音羽の滝は清水寺の名称の由来にもなっており、ぜひ観光しておきたい場所です。音羽山から湧き出る音羽の滝の水が清らかであるという理由から、清水寺と名付けられました。

滝は3筋に分かれて落ち、柄杓で清水を飲むと願いが叶うといわれています。向かって左から「学問」「恋愛」「長寿」にご利益があります。3種類とも飲むと「欲深い」とされ、願いは叶わなくなります。いずれか1つだけ飲むようにしましょう。

また、2口で飲むとご利益は半分に、3口で飲むと3分の1に薄れるともされています。飲む時は一気に飲んでくださいね。

 

住所:京都市東山区清水1丁目294

電話番号:075-551-1234

拝観時間:6:00〜18:00

夜間特別拝観中:6:00〜21:00

拝観料:400円

地主神社

清水寺へ観光に訪れる女性に人気なのが「地主神社」です。恋愛成就、縁結びの神様を祀っており、全国的に有名な神社です。

本殿の前にある「恋占いの石」は、目を閉じて願い事をしながら片方の石からもう片方の石へたどり着けたら恋愛が成就するというものです。恋愛成就した人も数多いため、チャレンジする人が絶えないスポットです。

長い間地主神社の地中に隠れていたとされる「水かけ地蔵」も人気のスポットです。「お地蔵様は地中で厳しい修行をしていたのか、顔や体を失っている」という言い伝えはユーモアがありますよね。水をかけてお願いすると、ご利益を授けてくださいます。

 

住所:京都市東山区清水1丁目317

電話番号:075-541-2097

拝観時間:9:00〜17:00

拝観料:不要(※清水寺の拝観料は必要)

清水寺は境内も周辺も見どころがたくさん

清水寺は、京都に訪れたら一度は観光しておきたいお寺です。桜や紅葉の時期にはライトアップで夜も楽しめ、昼夜問わず見応えたっぷりです。

周辺にある高台寺や八坂の塔も、清水寺観光の前後に立ち寄りたいスポット。清水坂での食べ歩きも楽しいですし、坂の上から見える景色も圧巻です。

清水寺の観光は季節や訪問時間を変えるといろんな表情を見ることができ、何度でも楽しめます。境内も周辺も見どころいっぱいの清水寺。まだ観光したことがなければ、一度は訪れてみましょう。

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京都で美しい寺社仏閣を拝むなら

 

有名どころですと、

 icon-external-link  清水寺、  icon-external-link 平等院、  icon-external-link 京都御所は外せないでしょう。特に秋の icon-external-link 清水寺の紅葉は是非とも行っていただきたいものです。

やはり、京都の観光では、王道の寺社は巡っておきたいものです。

 

また、

  icon-external-link  御朱印集めや  icon-external-link 五重の塔巡りが昨今のブームでもあるので、参考にしてみてもいいでしょう。

王道ですが、  icon-external-link 仏像を拝見しに寺社を巡るのも間違いなくオススメです。