1. 祇園甲部の舞妓さんと遊べるお茶屋9選

祇園甲部の舞妓さんと遊べるお茶屋9選

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永井 雄一

京都の観光について内部の京都人だからこそ知っている情報を分かりやすく発信しています。なかなか知らない京都の中身を分かりやすく解説していきます。

京都大学大学院 経営管理 修了

同志社大学 商学研究科博士課程在籍

京都旅行に行くなら、歴史を感じられる神社仏閣を訪れたり、京料理を食べることがはじめに思い浮かぶかもしれません。

せっかく京都に行くなら、京都の文化にも触れてみませんか。

京都の伝統文化の一つに舞妓さんや芸妓さんと触れ合うお茶屋遊びがあります。

今回は、その伝統あるお茶屋のうち、祇園甲部のお茶屋をご紹介します。

 

祇園甲部は京都五花街の一つ

祇園甲部は京都市東山区にある京都五花街の一つで、京都で最大の花街です。

現在、京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5つの花街があり、

これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。

江戸・寛永年間に祇園社の門前で営業された水茶屋が始まりとされています。明治14年に、現在の祇園東が分離され、新しく「祇園甲部」としてスタートしました。

京都市東山区の東は東大路通、西が鴨川、南北は建仁寺から新橋通に囲まれた、重要伝統的建造物群保存地区の祇園白川地区を含みます。お茶屋、料亭などの伝統建築と石畳みの格調高いたたずまいが特徴で、京都らしい街並みが残っています。

 

祇園甲部のお茶屋9選

祇園甲部のお茶屋|一力亭

祇園の中でも最も格式の高い、由緒のあるお茶屋さんです。四条通と花見小路通の南東側に位置し、玄関は祇園甲部地区の中心にあります。

歌舞伎の「仮名手本忠巨蔵」にも登場する歴史的なお茶屋さんで、元々の屋号は「万亭」でしたが、この芝居が大当たりし、世に知れ渡るようになると、実在の屋号まで芝居の中で使われた「一力」と言う名で呼ばれるように。

大正初期のにより法律改正により四条通でのお茶屋営業が禁止され、四条通に面していた入口を花見小路側に移設しましたが、今もお座敷の名に当時の名残が残っています。

歴代茶屋店主では中興の祖で九代目杉浦治郎右衛門が知られており、大石内蔵助が豪遊したとか、近藤勇や大久保利通、西郷隆盛も出入りしていたと言われています。

特に格式の高いお茶屋さんのため、もちろん一見さんお断りです。

ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

 

住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側569
TEL:075-561-0228
参考:一力亭 | 祇園商店街振興組合

 

祇園甲部のお茶屋|廣島家

祇園を代表するお茶屋さんの一つで、お茶屋と置屋(芸・舞妓さんが生活する住居)を兼ねたお茶屋さんです。

2009年にテレビ朝日の「ヒミツの祇園へ〜冬の京都ほっこり旅〜」でご紹介されています。

一見さんお断りで、ホームページなども持っておられません。

ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

 

住所:京都府 京都市東山区 祇園町南側570-1
TEL:075-561-0886
参考:ヒミツの祇園へ~冬の京都ほっこり旅 – テレビ朝日

 

祇園甲部のお茶屋|小田本

1901年創業のお茶屋さんで、会員制のバーを備え付けています。

一見さんお断りのお茶屋さんなので、ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

 

住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-121
TEL:075-561-0051
公式ホームページ:http://gion-odamoto.jp/

祇園甲部のお茶屋|お茶屋多麻

1972年創業のお茶屋バーの先駆的存在であるお茶屋です。芸舞妓さんを抱える置き屋と祇園花見小路南側の座敷を備えたバーの2軒を営んでいます。

京都の一見さんお断りの文化を受け継いでおり、基本的には紹介者がいないと中に入ることができません。
ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。


住所:京都府京都市東山区祇園町南側570
TEL:075-561-7069

祇園甲部のお茶屋|大ヌイ

四代目女将の村上斗紫さんが「京ことばと京のおもてなし」というテーマで京都福祉専門学校で講義をされるなど、活動の幅が広く、伝統あるお茶屋さんです。
一見さんお断りで、ホームページなども持っておられません。
ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。


住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-155

祇園甲部のお茶屋|池田屋

祇園甲部お茶屋組合員の一つのお茶屋さんです。

一見さんお断りで、ホームページなども持っておられません。
ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

住所: 〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-15
TEL: 075-561-0221

祇園甲部のお茶屋|福嶋

一見さんお断りで、ホームページなども持っておられません。
ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

住所: 〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-232
TEL:075-561-1709

祇園甲部のお茶屋|つる居

置屋とお茶屋の両方を兼ね備えたお茶屋さんです。祇園を代表する人気の芸妓さんがいらっしゃいます。

一見さんお断りで、ホームページなども持っておられません。
ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

住所:〒605-0074京都府京都市東山区祇園町南側570-233
TEL:075-561-2292

祇園甲部のお茶屋|お茶屋桝梅

舞妓さんが暮らし働く「置屋」の機能と、お客さんが遊ぶ「お茶屋」の機能の両面を兼ね備えています。祇園甲部を代表する「祇園 桝梅」は歴史と格式高い花街きっての名物お茶屋さんです。

2019年6月30日(日)に開催されたKYOTO365での「京都祇園花街のお茶屋と京料理の食文化にふれる一日」のお座敷体験にご協力されたお茶屋さんです。

通常は一見さんお断りのお茶屋さんですので、ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。

住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-8
TEL:075-561-1212
参考:京都祇園花街のお茶屋と京料理の食文化にふれる一日

 

一見さんでも舞妓さんと会うなら「宴」

京都の伝統あるお茶屋さんは「一見さんお断り」が多く、京都府外の方にはハードルが高いということがあります。

お茶屋さながらの「宴」なら、一見さんも楽しんでいただけて、お値段も比較的安価に舞妓さんと出会うことができます。

​祇園のお料理屋さんでのプライベート空間
祇園にあるお料理屋さんで1部屋を貸切で開催するため、お客様だけのプライベート空間でお座敷遊びを楽しむことができます。接待での利用や、ご家族での旅行など様々なシーンで特に人気のプランです。

京都に来たら一度は体験したい舞妓お座敷体験
おもてなしのプロである芸舞妓さんとの歓談・お座敷遊びは一度は体験してみたいものです。また、日頃の厳しいお稽古の賜物である演舞は、人々を惹きつけてやみません。

最後に

祇園甲部は京都五花街の一つの、最大の花街です。

舞妓さんや芸妓さんに出会うなら、祇園甲部を選ぶと間違いないでしょう。

伝統あるお茶屋さんは一見さんお断りのところが多いですが、ご紹介してくださるお知り合いがいらっしゃる方は、是非訪れてみてください。また、ツテのない府外の方には、お茶屋さん以外でも舞妓さんや芸妓さんと出会える場所があります。

京都らしい街並みが残る祇園甲部で是非、舞妓さんや芸妓さんに出会う機会を持ってみてください