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【保存版】日本の古都京都で必ず巡るべき仏像13選

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京都には、歴史がある寺院が数多くあります。しかもその寺院にはそれぞれ有名な仏像があり、寺院が創建された時から現在に至るまで、多くの衆生の心のよりどころとなってきました。

そこで、京都の数ある仏像のなかでも、国宝・重要文化財の指定を受けていて、見ておきたいものを紹介します。

そもそも国宝、重要文化財とは?

 ところで、国宝、重要文化財というのは何が違うのでしょうか。

 実は現在国宝、重要文化財に指定されている文物は、第二次世界大戦前はすべて国宝でした。1950年に文化財保護法が施行されたときに、これらの国宝はすべていったん重要文化財になり、その中から、特に価値の高い、国民の宝と言えるものがあらためて国宝に指定されました

 ですから、重要文化財も国宝も、どちらも日本という国の中で価値の高い、貴重な文物であることは変わりがありません。

 

国宝7選!

弥勒菩薩半跏思惟像(広隆寺)

うめ子さん(@you_co_ume)がシェアした投稿

 京都の仏像、いや日本の仏像という観点から見ても、見逃せないのが広隆寺の弥勒菩薩です。

 そもそも広隆寺は創建が603年。京都といえば平安京ですが、平安京よりも200年近く前にできたお寺です。当然この仏像もこの時期に造られたものということになり、仏像などの彫刻の中で国宝指定第一号です。通称を「宝冠弥勒」と言い、広隆寺霊宝殿に安置されています。

 台座に腰掛け、右足を左足に乗せて足を組み(半跏)、右膝の上に右ひじをのせ、その指先を右ほほに触れさせて思索にふける(思惟)姿は、人々を困苦から救うための方法を思索しているのだ、と考えられています。そして表情にわずかに浮かぶ微笑は「アルカイック・スマイル」だと言われているのだそうです。

 広隆寺にはこのほかに「泣き弥勒」という通称を持つ、ひと回り小さな弥勒菩薩があります。ポーズは同じですが、こちらは表情が泣いているように見えることからこのように呼ばれるのだそうです。

 半跏思惟像は広隆寺のほか、奈良の中宮寺にもあります。二つの半跏思惟像はよく比較されるので、機会があったら両方を拝観してみてはいかがでしょうか。

住所:〒616-0000 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32

拝観・開館時間:9:00~17:00

料金:大人一般700円

不動明王像(東寺)

 強い表情、背中の火焔、思わずこちらの背筋が伸びるような迫力を感じる不動明王は、大日如来の化身とされています。東寺の不動明王像は平安時代に作られたもので、日本最古の不動明王像です。

 手に持つ剣は諸刃の剣で、これは不動明王が命がけで衆生を救おうとしている姿であり、それと同時に、祈りをささげる衆生も命がけで向かわなくてはいけないことを示しているのだそうです。

 平安遷都の時に官立寺院として創建された東寺は、密教の根本道場として古い歴史を持ちます。不動明王像を含む21の仏像は講堂に配置され、密教の教えの世界を実際に目で見ることができる立体曼荼羅を作りだしています。不動明王はもちろんですが、それぞれの仏像を見ていると、その迫力に圧倒されます。

住所:〒601-8473 京都府京都市南区九条町1

拝観時間:午前8時~午後5時

料金:大人一般 800円

薬師如来立像(神護寺)

 生老病死は人間の四つの苦しみと言われるように、病の苦しみというのは今も昔も変わりません。薬師如来はその苦しみを救う仏像として多くの寺院の本尊となっています。

 神護寺の本尊である薬師如来立像は、平安時代初期に造られた仏像で、鋭いまなざしとへの字になった口が印象的です。薬師如来という名前からすると、意外に怖そうな印象を受けるかもしれません。山岳修行者の存在が生み出した仏像なのでしょうか。体全体も重厚感があり、ふっくらとしているのが、この時期に造られた仏像の特徴をよくあらわしていると言われます。

 神護寺は和気清麻呂の私寺であったと言われる、ふたつの寺が合併する形でできました。国宝の仏像ももちろんですが、以前の教科書では必ず載っていた「源頼朝像」(現在は伝・源頼朝像)が所蔵されているお寺として有名です。

住所:〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5

拝観時間:9:00~16:00 年中無休

拝観料:大人一般 600円

薬師如来坐像(醍醐寺)

 醍醐寺というと、豊臣秀吉の「醍醐の花見」が知られています。醍醐山全体が醍醐寺の境内ですが(上醍醐)、麓のあたりは下醍醐と呼ばれ、「醍醐の花見」により整備されて、特に桜の時期には多くの観光客が訪れます。

 この上醍醐の薬師堂に安置され、本尊となっていたのが薬師如来坐像です。平安時代の作で、病気があるところ、痛みがあるところに金箔を貼るという習慣があったことから「箔薬師」と呼ばれていたそうです。しかし上醍醐は西国一険しい札所として知られるほどの山道で、火事などが起こった際に持ち出すことができないことから、下醍醐にある霊宝館に写されました。全体に堂々とした体躯を持ち、重厚感があるのが特徴です。

 薬師如来坐像の脇侍として控える日光・月光菩薩像も国宝に指定されています。桜や紅葉と共に、薬師如来の穏やかな姿を拝観してみてはいかがでしょうか。

住所:〒601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22

拝観時間:午前9時~午後5時

拝観料:【春期・秋期】1500円【通常期】800円 ※春期・秋期・・・ 3月20日~5月15日・10月15日~12月10日

九体阿弥陀如来像(浄瑠璃寺)

mariさん(@marinnko0913)がシェアした投稿

 浄瑠璃寺は京都府木津川市にあるお寺です。京都の中でも奈良に面した地域にある寺なのですが、ここの九体阿弥陀如来はぜひとも見ておきたい仏像の一つです。というのは九体阿弥陀如来が当時のまま残るのはここしかないからです。

 浄瑠璃寺が創建されたころ、極楽往生の思想が貴族などに広まっていました。極楽浄土の世界をこの世に作りだすため、貴族などは私財を投じて寺社を建立しました。最盛期には30を超える九体阿弥陀堂があったと言われます。ちなみにこの中央にある阿弥陀仏の顔は本堂の廂に隠れて見えず、浄土式庭園の池にうつすと見える設計になっているのだそうです。

 ここには同じく国宝の木造四天王立像のうちの2体があります。残りの2体は東京と京都の国立博物館に寄託されています。

 

住所:〒619-1135 京都府木津川市加茂町西小札場40

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:400円

阿弥陀三尊像(三千院)

 

 歌の歌詞にも出てくる、京都大原の三千院。その三千院にある往生極楽院の本尊が阿弥陀三尊像です。この三尊像は極楽浄土から往生をする人を迎えに来た時の姿を現していると言われます。

 この仏像の特徴として挙げられるのは、脇侍の観音菩薩と勢至菩薩の座り方です。「大和座り」「跪座」と言われる座り方で、腰を浮かし気味にして前傾姿勢を取っています。中央の中尊は坐像です。これが典型的な来迎の姿なのだそう。きっと平安時代の人々はこの姿を見て、自分が死ぬときにはこうやって仏様が迎えに来てくれるのだ、と思い、祈りをささげたのでしょう。

住所:〒601-1242 京都府京都市左京区大原来迎院町540

拝観時間:3月~12月7日  8:30~17:00(閉門17:30) 12月8日~2月 9:00~16:30 (閉門17:00)

拝観料:大人一般 700円

 

千手観音坐像(蓮華王院)

 蓮華王院という寺の名前を知らなくても、三十三間堂という名前の方が有名かと思います。三十三間堂というのは蓮華王院の本堂の名称で、南北に延びるお堂の内陣の柱の間が33あることによると言われます。

 三十三間堂の仏像はよく知られていますが、国宝になっているのはその中の中央にある千手観音坐像です。鎌倉時代後期、有名な仏師である湛慶が亡くなる2年前に造ったものと言われており、表情などが湛慶の持つ特徴をよく表現しています。

住所:〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻リ657

拝観時間:8時~17時(11月16日~3月は9時~16時)年中無休

拝観料:一般600円

重要文化財6

空也上人立像(六波羅蜜寺)

 六波羅蜜寺には国宝の十一面観音立像などもありますが、中でも有名なものが空也上人立像でしょう。鎌倉時代、運慶の四男、康勝により造られたもので、歴史の教科書などにも写真で掲載されているので、見たことがあるという方も多いかもしれません。

 この仏像で印象的なのは、口から出ている小さなもの。口から何か出ている仏像など、他には見たことがありません。空也上人が念仏を唱えたところ、口から六体の阿弥陀仏が出てきた、という伝承をそのまま仏像にしたものなので、この小さなものは阿弥陀仏なのです。そう思うと、空也上人が現代の私たちのために祈ってくれているような気分になります。

 六波羅蜜寺にはもう一つ、教科書などで有名な平清盛像があります。僧形の平清盛の姿が表現されています。

住所:〒605-0933 京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東

拝観時間:8:00~17:00

拝観料:600円

楊貴妃観音像(泉涌寺)

 クレオパトラや小野小町などと並ぶ世界的な美女と言われる楊貴妃。楊貴妃が亡くなった時、玄宗皇帝は彼女の冥福を弔いこの像を作ったという伝承が遺されています。この仏像は1228年に湛海律師によってもたらされた聖観音像で、江戸時代ごろから楊貴妃観音と呼ばれるようになったそうです。透かし彫りになった華やかな宝冠や美しい彩色はまさに楊貴妃の姿そのものに感じられます。

 泉涌寺は平安時代に創建された寺院だと言われていますが、江戸時代の後水尾天皇から幕末までの天皇の陵墓となっており、「御寺泉涌寺」と呼ばれます。皇室ゆかりの建造物などがあるのが特徴です。

住所: 〒605-0977 京都府京都市東山区泉涌寺山内町27

拝観時間:通常(3月~11月)午前9時~午後4時30分(閉門5時)
冬季(12月~2月) 午前9時~午後4時(閉門4時30分)

拝観料:大人500円

阿弥陀如来像(みかえり阿弥陀)(禅林寺)

 禅林寺という名前よりも、通称の永観堂がよく知られています。京都には多くの紅葉の名所がありますが、永観堂は中でも紅葉の名所として知られており、「秋はもみじの永観堂」と言われるほどです。

 この禅林寺の本尊の阿弥陀如来ですが、平安時代後期から鎌倉時代初期に造られました。ふつう、仏像というと正面を見ているものですが、この阿弥陀如来はうしろを振り返るようなポーズを取っています。これは1082年、中興の祖とされる永観が念仏を唱えながら、阿弥陀仏の周りを行道していたところ、阿弥陀仏が須弥壇から降りて、一緒に行道をしたという伝承に基づきます。驚いた永観が足を止めたところ、阿弥陀仏は永観を振り返り「永観、おそし」と言ったのだそうです。それ以後、その姿のままで安置されているとのことです。

住所:〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48

拝観時間:午前9時~午後5時

拝観料:600円

木造六観音菩薩像(大報恩寺

 京都に住む人にとっては、12月に行われる大根炊きが有名なお寺です。こちらも通称の千本釈迦堂が有名です。

 ここの六観音菩薩像は鎌倉時代につくられました。聖・千手・馬頭・十一面・准胝・如意輪の6つの観音を指すのですが、それぞれ六道を救う観音とされています。しかしこの六観音が揃っているのは非常に珍しいと言われています。胎内にはそれぞれの仏像に関係した経巻が納められ、その記述から願主が藤原以久の娘であることも判明しています。

 大報恩寺には他にも灌仏会のときの本尊である釈迦誕生仏や千手観音像などの重要文化財があります。

住所:〒602-8319 京都市上京区七本松通今出川上ル

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:大人一般600円

千体千手観音立像(蓮華王院)

 国宝のところで紹介した千手観音坐像の周囲に林立するたくさんの仏像。三十三間堂に行くとまずその並びたつ仏像に目を奪われます。

 1000体の仏像が10段に建ち並ぶのですが、このうちの124体は平安時代のもの、残りは鎌倉時代に約16年かけて作られました。1000体のうちの約半分は作者名が遺されており、鎌倉時代の仏師として有名な慶派だけでなく、当時の複数の仏師集団が造像に関与したことがわかります。

 ちなみに、この1000体の中には、会いたい人に似た像が必ずあると言われます。ゆっくり時間をかけて、「会いたい人」を探してみてはいかがでしょうか。

住所:〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻リ657

拝観時間:8時~17時(11月16日~3月は9時~16時)年中無休

拝観料:一般600円

吉祥天立像(浄瑠璃寺)

 国宝のところで紹介した浄瑠璃寺でもう一つ人気の仏像が吉祥天立像です。鎌倉時代に作られたものなのですが、特別拝観の時にしか見ることができず、ふだんは厨子の中に納められていて見えません。しかしそのために、吉祥天立像はその鮮やかな色彩が現在まで残っており、非常に保存状態がいいものが見られるのです。

 吉祥天立像は「一度は見たい、日本の秘仏5選」にも選ばれたほどの美しい仏像です。九体阿弥陀如来を拝観するならば、ぜひ御開帳の日程を合わせてこちらも見に行ってはいかがでしょうか。

住所:〒619-1135 京都府木津川市加茂町西小札場40

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:400円

最後に

 以上、京都でぜひ見ておきたい仏像を紹介しました。教科書やガイドブックの写真で見たことがあるもの、紅葉や桜の名所として知られているところにあるものなど、どれもそれぞれに特徴があり、一度は見ておきたいものがたくさんです。たくさんの京都の仏像との出逢いが楽しいものになりますようにお祈りしております。

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やはり、京都の観光では、王道の寺社は巡っておきたいものです。

 

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