1. 写経の本場、京都で心をリフレッシュしよう

写経の本場、京都で心をリフレッシュしよう

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永井 雄一

京都の観光について内部の京都人だからこそ知っている情報を分かりやすく発信しています。なかなか知らない京都の中身を分かりやすく解説していきます。

京都大学大学院 経営管理 修了

同志社大学 商学研究科博士課程在籍

昨今、写経が密かなブームになっていることをご存知でしょうか? 特に、寺社仏閣が多い京都を訪れる観光客の中には、写経を体験してみたいと考えている人が多いようです。

写経をすると、日頃のストレスで乱れた心が鎮まったり、頭がすっきりしたりするといわれています。今回は、このようにさまざまな効果があるとされている写経を体験できる京都のお寺を紹介します。

写経とは?

写経とは、仏教の経文を書き写す行為、もしくは、書き写した経文そのものを指します。中国から持ち帰った経典を書き写したことがはじまりであるといわれています。

写経でよく使われる経文は、「金剛経(こんごうきょう)」や「般若心経(はんにゃしんぎょう)」、「羯諦心経(ぎゃていしんぎょう)」などです。

写経をするにあたって、清潔に整えられた環境を用意することが大切です。物が散らばっている机や、片付いていない部屋で行っても集中できず、写経本来の力を発揮することができません。整理整頓された静かな環境としては、お寺で体験するのが一番よいでしょう。その場合は、書き終えた写経を、心願成就を込めてお寺に奉納することが多いです。

なお、写経には字の上手い・下手、仏教への信仰心の有無は全く問われません。したがって、外国人を含め老若男女誰でも気軽に体験できるのが、写経の魅力の一つといえます。

写経の効果は?

写経をすると、さまざまな効果が期待できるといわれています。

写経の効果① 姿勢がよくなる

写経を通して「仏様と向き合う」ことになります。礼節を重んじて、また気持ちを引き締める意味でも、正座ができる人は正座した状態で取り組みます。椅子を使う場合も、できるだけ背筋を伸ばして取り組みます。写経をする際に常にこれらを心がけることによって、自然と姿勢がよくなることが期待できるでしょう。

写経の効果② 脳の活性化・集中力アップ

普段使うことのない難しい漢字を、使い慣れない筆で書き写す行為は、脳を刺激します。また、長時間座った状態で一心に写経をすることで、集中力もアップするといわれています。

写経の効果③ リラックスできる

日常の喧騒やストレスから離れて、頭の中を空っぽにして写経することで、リラックスすることができます。ざわざわとした気持ちがなくなり、すっきりとした気持ちになるでしょう。ストレス解消にもとても効果的です。

京都で写経を体験しよう

京都には、写経を体験できるお寺がたくさんあります。お寺を拝観するだけではなく、体験イベントとして写経を取り入れることで、観光の思い出がより印象的なものになるでしょう。

ここでは、おすすめのお寺を紹介します。

自然豊かな地で心を落ち着かせる「三千院」

  • 京都市左京区大原に位置する天台宗のお寺です。大原は、京都市内からバスなどの公共交通機関で1時間ほど走ったところにある、自然豊かで静謐な地であり、写経を体験するには最適といえるでしょう。個人・団体ともに受け付けていますが、団体は事前予約が必要です。

    住所:京都市左京区大原来迎院町540

    電話:075-744-2531

    拝観時間:3月~127日 8301700 (閉門1730

           128日~2月  9001630 (閉門1700

    写経受付:9時~15時半

    納経料:般若心経一巻 1,000

          四句十六文字 無料

    予約:団体のみ必要

    所要時間:般若心経一巻 約1時間

            四句十六文字 1020

    HP:http://www.sanzenin.or.jp/

    ※修学旅行生のみ

  • 京都の中心観光地から好アクセス「建仁寺」

  • 京都市東山区に位置する臨済宗のお寺です。京都最古の禅寺として有名です。人気の祇園エリアに位置し、観光コースの中に写経体験を無理なく組み込むことができるのが大きな魅力です。京都市中心部でありながらも、境内は広く、静かな環境です。

    建仁寺本坊売店にて、随時予約なしで受け付けており、写経体験は大書院で行われます。

    住所:京都市東山区大和大路通四条下る小松町

    電話:075-561-6363

    拝観時間:3/110/31 10時~16時半(17時閉門)

            11/12/28 10時~16時(16時半閉門)

    写経受付:10時~15時半

    納経料:1,000

    予約:不要

    所要時間:約45

    HP:http://www.kenninji.jp/

    予約なしで参加できることも「雲龍院」

  • 京都市東山区に位置する真言宗のお寺で、泉涌寺の別院です。写経体験は、本堂である龍華殿で行われます。四季折々の自然豊かな山手に位置するため、京都市内の喧騒からも離れ、静寂に包まれた中で、写経に取り組むことができます。

    雲龍院での写経体験は、丁字(ちょうじ)を一つ口に含み、塗香(ずこう)を手に塗り、酒水(しゃすい)を頭にかけるという、3ステップの身を清める所作から始まります。「硯箱の片付けまでが写経」という考えのもと、自然と背筋を伸ばして取り組みたくなるような写経体験です。写経を終えた後は、お抹茶をいただきながらホッと一息つくことができます。

    住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町36

    電話:075-541-3916

    拝観時間:9時〜17時(受付は16時半まで)

    写経受付:9時~15時半

    納経料:1,500円(拝観料・お抹茶込み)

    予約:団体のみ必要

    所要時間:写経体験・拝観を含めて約1時間半

    HP:http://www.unryuin.jp/

    写経は京都らしさを体験できるオススメの体験

    写経は、京都で最もお勧めできる観光体験の一つです。
    上記であげたメリットを含め、一般の寺院観覧では入ることのできない場所に入ることができる場合もあります。
    なにより、風情ある寺院で体験することで京都らしさを感じることができます。

  • 写経以外にも京都らしさを体験するなら

    京都には写経意外にも京都らしさを感じられる体験サービスがたくさんあります。
    中でも写経体験に興味がある方に人気なのが、座禅体験とお座敷体験です。

    座禅体験は、写経体験と同じく寺院で開催されており心身ともにリフレッシュできることで人気があります。

    中でもオススメは、両足院です。
    座禅体験と組み合わせて朝粥やヨガも体験でき、初めての方でも楽しんでいただけます。

    詳しくはこちらの坐禅の記事をご覧ください。

    お座敷体験は、本来紹介が必要お座敷遊びを一見さんでも楽しんで頂けることで大変人気のサービスです。

    中でも“一見さんおこしやす 舞妓遊びプラン”は、比較的リーズナブルな料金で、舞妓お座敷体験を提供しており筆者のオススメです。
    本来紹介がない方はお座敷遊びができませんが、このプランは初めての方も体験可能です。また、舞妓さんとの歓談の時間や、お座敷遊びのお時間もございます。


  • 詳しくはお座敷体験を紹介してるこちらの記事をご覧ください。

  • まとめ

    最近では、鉛筆やボールペン、万年筆など好きな筆記用具でチャレンジできる写経練習本が販売されているなど、気軽に写経に触れることができるようになりました。自宅でも取り組める気軽さも、写経ブームの理由の一つではあります。しかしながら、せっかく写経に興味をもったのなら、静かなお寺で正座して筆をとるという体験をしてみるのがおすすめです。

    ここで挙げたお寺以外にも、京都には写経体験を受け付けているお寺がたくさんあります。訪れる予定のお寺で写経体験がないか、うかがってみるのもよいでしょう。

京都で忘れられない体験をするなら

当社では、舞妓お座敷体験“一見さんおこしやす 舞妓遊びプラン”を主催しています。

当イベントでは、比較的リーズナブルな  icon-external-link 料金で、舞妓お座敷体験を提供しており、
一見さんのお客様であっても舞妓さんの演舞を見ながら、本格日本料理を楽しむことができます。
また、舞妓さんとの歓談の時間や、お座敷   icon-external-link  遊びのお時間もございます。
舞妓さんと一緒に優雅で楽しい特別な時間を過ごして見ませんか?

 

 

京都で体験をするなら

京都には写経以外にも文化体験ができる場所がたくさんあります。

 icon-external-link 清水焼体験はろくろ体験や絵付け体験など幅広く体験でき、お土産用としても大変人気です。

 

また現在流行なのは、  icon-external-link 宿坊体験 そして座禅体験のお寺で体験できるこの2つ。

風流あるお寺でする文化体験は心も安らぎおすすめです。

 icon-external-link 茶道体験や  icon-external-link 華道体験も京都の文化体験では抜群の人気を誇ります。

どの文化体験も予約が必要な場合があるので、一度記事で確認してみると良いかもしれません。