1. 京都で陶芸・清水焼といえば?おすすめの工房を一挙紹介

京都で陶芸・清水焼といえば?おすすめの工房を一挙紹介

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永井 雄一

京都の観光について内部の京都人だからこそ知っている情報を分かりやすく発信しています。なかなか知らない京都の中身を分かりやすく解説していきます。

京都大学大学院 経営管理 修了

同志社大学 商学研究科博士課程在籍

京都では日本の文化体験として人気の陶芸。

京都で陶芸と言えば、清水焼を連想する人も多いはずです。

そんな清水焼に向いている食器にはどんな食器があるのでしょうか。

 

京都には気軽に清水焼が体験できるおすすめの工房が3つあるので、京都観光をしながら清水焼に向いている食器づくりも楽しむことができます。

京都で有名な陶芸と言えば清水焼

出典|清水焼の郷

京都で陶芸と言えば、清水焼が有名です。

京都の焼き物の種類

江戸時代、京都市内には粟田口焼、八坂焼、音羽焼、御室焼、御菩薩池焼、修学院焼、そして清水寺参道あたりで焼かれていた清水焼がありました。

これら京都の焼物をまとめて「京焼」と呼んでいました。

 

現在では、東山一帯や山科、宇治などで生産されている焼き物をまとめて「清水焼」と呼んでいます。経済産業大臣指定の伝統工芸品としての正式名称は「京焼・清水焼」です。

清水焼の歴史

京都の焼物の歴史は古く、桃山時代初期頃に作られた楽焼に似た焼き物が始まりだと言われています。明治維新以後、京焼の一つであった清水焼の残った窯元が、五条坂にあった音羽の3窯と一体となって作った焼き物が、「清水焼」と呼ばれています。

清水焼の特徴

京焼・清水焼の特徴は、陶芸家の個性が強く溢れた作品が多くザイン性も優れていますが手に馴染んで使いやすだけでなく、焼き物に日本の四季折々の草花や吉祥の願が込められた紋様が多く取り入れられているので、どこか心地よさが感じられるところが特徴です。また、茶道文化などの影響により、他の産地の焼物と比べて装飾性が高く、高級感があるところも京都の焼き物としての特徴です。

 

 

日本各地にも有名な焼き物があり、「九谷五彩」と呼ばれる絵付けが特徴の「九谷焼」、釉薬や絵付けをしない「備前焼」、タヌキの置物が有名な「信楽焼」など、京都の清水焼のように現地の特徴が生かされています。

清水焼で作るおすすめの食器3選

清水焼の食器は使いやすく毎日の食卓を引き立てくれるので、日常生活の中で良く使われる「湯飲み」「茶碗」「ビアマグ」の3種は、清水焼で作るおすすめの食器です。

 

出典|松韻堂

「湯飲み」は、色や柄の色彩が豊かなので長く使い込むと愛着が湧いてくるため、毎日の暮らしの中では、“ほっとした”ひと時を与えてくれます。上記の写真にもある様に夫婦湯呑みなども作れるため、カップルの方に特にオススメです。

 

 

出典|松韻堂

「茶碗」は、使い勝手が良だけでなく、季節や自分好みに合った絵柄の茶碗を楽しめます。実用性と美を兼ね備えたお茶碗は清水焼で特に人気の一つです。

 

 

出典|松韻堂

「ビアマグ」は内側が粗目に焼き上げられているので、ビールを注ぐときめ細かい泡がたちよりクリーミーな味わいになります。決してカラフル過ぎず京都らしい温かみのある土が醸し出す色合いがなんとも言えない逸品です。父の日や母の日へのプレゼント、ご自分のリラックスタイム用にいかがでしょうか?

注意点

清水焼の食器の管理法は、使った後は汚れを水洗いで早く落として、十分に自然乾燥させてから収納することが基本です。食器を洗う際は、研磨剤などで強く擦ったりすると傷がつきやすので注意が必用です。

清水焼を体験してみよう、おすすめの3つの工房

京都では、人気がある「清水焼」工房で気軽に体験できます。

 

工房では職人が丁寧に教えてくれるため、湯飲み、ビアマグ、茶碗など、自分好みの食器を初めてでも作れます。

また京都では、上質な素材を使って焼き上げた素焼きの器に、自分で好みの上絵付ができる店もあります。絵付けをした器は成焼した後、送付してくれます。お店によっても異なりますが、絵付けをした焼物は、一月前後で手元に届きます。

 

おすすめの3つの工房は、「京都 瑞光窯」、「嘉祥窯」、「京都・伏見 清水焼の店 あかね屋」です。

豊富なコースで楽しめる京都 瑞光窯

出典|アソビュー

「京都 瑞光窯」は市内に東山本店と清水寺店の2店舗あり、交通アクセスの良い場所にあります。東山本店は京都観光で人気のある東福寺や三十三間堂から徒歩15分、京都駅からも車で10分位の便利な場所にあります。清水寺店は八坂の塔の目の前にあるので、清水寺や高台寺から徒歩7分、八坂神社や建仁寺などからも近いです。

 

「瑞光窯」では「電動轆轤(ろくろ)」「手びねり」「京絵付け」「ブライダル」など、コースが沢山あるので、予算やスケジュールによって色々楽しめます。また、「瑞光窯」の体験コースは英語にも対応しおり、作った作品も海外まで送付してくれるので、外国人と一緒に参加しても安心です。さらに、東山本店では、轆轤職人の伝統伎や京焼・清水焼の作品が並ぶギャラリーや大きな窯まで無料で工房見学できます。

 

「瑞光窯」の体験コースの中でおすすめの2つのコースは、清水店の「電動轆轤コース」と東山本店の「手びねり」コースです。

 

「電動轆轤」コースは体験コースの中で一番人気があり、1作品1,900円で体験できる所時間30分の「マイカッププラン」はおすすめです。作品の色も白、黄、茶、白、青、黒の5色の中から選べます。

「手びねり」コースはゆっくりと好きな形に粘土を形成できる楽しさがあり、1作品3,250円で体験できる所要時間40分から60分のコースです。作品の色は5色の中から自分好みの色を選んで好きな形の食器を作れます。

どちらのコースも出来上がった作品は、完成してから一月前後で手元に届きます。

 

「瑞光窯」の体験コースは、職人さんの実演説明と丁寧な指導を受けながら体験できるので、初めてでも安心です。また、無料の作務衣貸出サービズを利用できるので、“ちょっと”陶芸家になった気持ちになって京都で最高の思い出づくりができます。

人気観光地からアクセス抜群! 嘉祥窯

出典|嘉祥窯

「嘉祥窯」は、当日予約可能で清水焼の体験ができる工房ですが、できるだけ事前に予約を入れることをおすすめします。また、「嘉祥窯」は、清水寺や高台寺から徒歩5~6分、八坂神社からも10分位のところにあるので、“京都らしい場所”で清水焼の体験ができる工房です。

「嘉祥窯」は、体験コースによって楽しめる食器が沢山あるので、自分の作りたい食器を選んで作れます。また、作品の色付けは、8色の中から選べ、加えて季節限定の色付けもできるなど、豊富な色が用意されています。

「嘉祥窯」の体験コースは、食器の大きさに応じて、「大・中・小」の3コースがあり、所要時間20分で1作品を作れます。1,800円の「小」のコースでは、小さめのカップ、湯飲み、お茶碗(小)や小皿(10㎝)の中から選んで一作品を作れます。です。2,200円の「中」のコースは、お茶碗、小鉢、マグカップ、ビアマグ、お皿(15㎝)の中からです。3500円の「大」のコースはサラダボウル、ラーメン鉢、パスタ皿、大皿(20㎝)の中からです。出来上がった作品は一月前後で送付してくれます。

“京都らしい場所”にある「嘉祥窯」の工房で、受付に置いてある見本を参考にしながら清水焼の体験ができます。また、体験コースは、失敗しても若手のスタッフが丁寧に指導して難しいところは“プロの技”でお手伝いしてくれるので、安心です。

 

出張サービスもあり!京都 清水焼の店

出典|あかね屋

京都・伏見 清水焼の店 あかね屋」は、あらかじめ出来上がった素焼きに絵を描く上絵付けの体験ができる工房です。「あかね屋」までは、JR京都駅より6分のJR奈良線の「稲荷駅」から徒歩6分なので、交通アクセスも良いです。

「あかね屋」の体験コースでは、あらかじめ出来上がった湯呑み、マグカップ、絵皿、ガラスコップの4種の素焼きの器の中から好きなものを選び、5色の専用絵の具(ガラスコップは3色)を使って上絵付けを楽しめます。上絵付けは吸水性がほとんどない素焼きの食器に絵付けをするので、書き損じても簡単にテイッシュペーパーで消せるため、安心して体験できます。出来上がった食器は、どれも色鮮やかで華やかです。

また、「あかね屋」では、時間の都合で来店できない団体旅行の方々のために限られた時間を有効に使って清水焼の体験ができる出張体験プランがあります。出張体験プランを利用すると、お店の職人が絵付けに必要な道具を宿泊している施設や近くの公共施設まで運んでくれるので、限られた時間を有効に使って清水焼の体験ができます。

上絵付け体験のコースは、湯飲みやマグカップの上絵付けがそれぞれ1,500円、皿立て付の絵皿の上絵付けが1,700円、ガラスコップの上絵付が1,500円の4つのコースがあり、所要時間は40分から60分位です。完成品は別途送料が必要ですが、送り先が1所につき4名様以上の場合は、送料が無料です。

 

「あかね屋」は京都駅からも近く、珍しいカラフルな絵の具を使った清水焼の「上絵付け」体験ができるので、色鮮やかな食器づくりと京都の思い出づくりを一緒に楽しめます。

心に残る清水焼の工房で世界に一つだけの器づくり

 

清水焼の体験で作った陶器は “形が残る”お土産です。またその陶器に触れる度に京都の思い出が蘇ってきます。

京都の陶芸体験には、沢山のコースや種類がありますが、自分の作りたいものを探して、世界に一つだけの器を作ってみませんか。

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